『 Black-Code 』

作品のテーマは触覚。作品中心に脈のリズムで振動しているワイヤーが設置されている。展示空間では心音が流れており、ワイヤーに触れると音は止まり振動している脈のリズムだけを感じてもらう。ワイヤーに触れることでその振動を感じてもらう作品であるが、視覚によってこの作品を感じることは出来ない。視聴覚で感じた経験や情報だけが全てだと思ってしまいがちな世の中に対し、一石投じる気持ちで制作した作品。

初期段階ではアルミフレームで作った枠を作り中心にワイヤーを設置したが、触覚で感じるというコンセプトから考えると枠の存在は作品に不要に感じた。第二段階では天井からワイヤーを張りウエイトに固定することで視覚的な要素を大きく減らした。最終段階では専用のウエイトを制作することで視覚的要素を最小限まで減らした。

作品にはRaspberry Pi、静電容量センサー、振動モータを使用しコンパクトなデバイスを制作した。展示空間も考慮しこの作品は場所を選ばず設置出来るように制作した。